じつはおいしい「立ち退き」事情

都市計画道路や再開発、大型マンションの建設で、古くからそこに暮らす住民が立ち退きを迫られる。近隣住民は一致団結して立ち退きに反対し、行政や再開発業者と対立…。ドラマや映画でよく見るシーンである … 都市計画道路や再開発、大型マンションの建設で、古くからそこに暮らす住民が立ち退きを迫られる。近隣住民は一致団結して立ち退きに反対し、行政や再開発業者と対立…。ドラマや映画でよく見るシーンである。 こうしたイメージも手伝い、「立ち退き」という言葉にはどちらかというとネガティブな響きがある。だが一方で、立ち退きにあたっては相当額の「補償金」が発生するなど、“おいしい思い”をすることも少なくないと聞く。じっさいのところはどうなのか? 大型マンション開発などを手がけるデベロッパーの現役社員に生々しい実態を聞いた。 ■通常の土地取引にはない「迷惑料」の存在 「ケースバイケースなので、一概には言えませんが…」 そう前置きした上で、大手デベロッパー勤務のMさんは教えてくれた。 「都市計画道路(※)の整備や再開発などによって住む場所を追われる人への補償は、ハッキリ言って手厚いです。私の印象ではほとんどの人が得をしていると思います。特に、計画用地内に土地を持っている場合はかなり“おいしい”ですね」 最近でも、10年前に土地代込み4000万円だった家が再開発の対象地域となり、5000万円で売れたなんてケースがあるという。通常なら10年も住めば1000万円以上値下がりしてもおかしくないが、プラス1000万円という破格の値段がついたのだ。 ドラマでは、立ち退きに反対する住民団体に「迷惑料」などを渡して切り崩すシーンがある。ああいった金銭の受け渡しは実際に行われるのだろうか? 「そうしたお金のやりとりは確かに存在しています。土地についてはあくまで路線価などの相場によって買い取り価格が決まりますが、そのほかに立ち退きに際してかかるもろもろの費用がプラスされるようになっているんです。そこにはいわゆる迷惑料をはじめとする、さまざまな項目が含まれているんです」 土地の価格はあくまで相場から算出されるが、「迷惑料」は個々の状況次第で大きく変わる。例えば、その土地に対する「思い入れの強さ」によっても金額は変わるようだ。 ■「思い入れ」をはかる基準とは? とはいえ「思い入れ」という感情的な要素を金額に換算するのは難しい。そこで、思い入れを「目に見えるカタチ」として残すことで、査定を有利に運ぶことができるという。 「例えば、子どもの身長を測る柱の傷は『子どもを育んだ家』という家主の思い入れを感じさせます。庭に植えられた木も『家族を見守ってきたシンボル』として、思い出深いストーリーになります。そうした“物語”が多ければ多いほど、査定の金額は高くなります。だから家を買ったときは、とりあえず庭に木を植えることをオススメします(笑)」とMさんは含み顔で教えてくれた。 Mさんによれば、査定は「けっこうザル」とのこと。交渉によって500万円くらい値段がつり上がることも珍しくないという。ならば、できるだけ交渉を引き延ばしたほうがトクなのではないか? 「確かに“ゴネ得”という面はあると思います。ただ、あまり欲をかくと損をしてしまうこともありますよ。特に行政主導の都市計画道路などの場合、交渉を長引かせすぎると『強制収用』の対象となってしまいます。行政は強権によって強制的に土地を収用することができますから、そうなるとけっきょく相場並みの価格になってしまう可能性もあります」 ■都市計画地の土地は「買い」なのか? もちろん、その土地に心から思い入れがあり、立ち退きに応じたくない人もいるだろう。ただ、あくまで補償という点においては、悪くない条件が提示されるようだ。ならば、数年後に高く売ることを見越して、都市計画道路や再開発の計画地などを先んじて購入しておくのもアリなのでは? 「確かにそういう考え方もあると思います。ただ、計画地に家を買ったとしても、その整備や開発がいつ実行されるかなんて誰にも分かりません。東京には50年前の東京オリンピック時に立案されて、いまだに実行されていない計画もたくさんありますからね。当然、開発が実行されなければ『迷惑料』などは発生しません」 例えば東京の都市計画地については、東京都都市整備局のホームページなどで確認することができる。しかし、その優先順位や重要度を我々が知り得る術は、残念ながらないとのこと。補償というリターンを見越してそうした土地を買うにしても、ある程度ギャンブル性の高い投資であることを心得ておく必要がありそうだ。 ※都市計画道路…住宅地や交通機関、公園などをつなぐ、都市の骨格となる道路。自治体が「都市計画法」に基づいて整備を決定する。(SUMOジャーナルより引用) 立ち退きというとあまり、良くないイメージですが、得するケースもあるのですね。

Read Article →

エリアクエストのご紹介1

エリアクエストとは事業用の不動産賃貸を主に営む会社であり、2000年1月にエリアリンク(株)として本格的なスタートを切り、データベースマーケティングを駆使した営業力を武器にテナント誘致を中心とした成功報酬型ビジネスを急拡大させ03年2月に東証マザーズに株式を上場した企業である。エリアクエストの株価はこちらから参照できます。 ストック収入型ビジネスと成功報酬型ビジネスを両輪に安定成長を目指したり、Only Oneのサービスでストック収入型ビジネスを強化したりと今後の成長の為の戦略を打ちたてている。不況といわれる業界の中で、現在、四半期ベースでは4期連続の営業黒字の確保している。 今後の成長に期待できますね。

Read Article →